2017/10/18 05:20 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会の議事録から
昨日、10月3日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) 理事会メンバーは現行政策金利を据え置くことが、豪経済を金融面から下支え、将来的にインフレ率上昇に寄与すると判断した(14か月連続で政策金利を据え置き)。
(2) 最近の経済データからは、引き続き物価抑制圧力がかかっている事がわかる 今年に入って電気料金が引き上げられる中、そのコストの価格転嫁がほとんどされずに経営努力(賃金抑制)によって殆ど吸収されている。
(3) 現在の強い雇用環境と今後の見通しは、豪の家計支出を下支える一方で、実質賃金は低い伸びに留まり、家計に占める住宅ローンの割合は引き続き高い水準にある。
(4) RBAとしては、現状下では更なる政策金利の引き下げは必要でないと判断している。その一方で、逆に政策金利の引き上げを急ぐ必要もないと考えている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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