2011/10/26 06:24 | 昨日の出来事から | コメント(1)
RBA副議長、「利下げ急ぐ必要はない」
昨日、RBA副総裁Ric Battellino氏がシドニーのビジネス コンファレンスで講演しました。
主な内容は以下の通りです。
(1) 世界経済は場合によっては更に悪化するかもしれないが、「オーストラリアの経済は良好である」との我々の見方を変えるまでには至っていない。
(2) 我々は、11月1日のRBA理事会で政策金利を据え置くことに満足するであろう(ええ〜っ?!こんなこと言っていいの?!)
(3) マーケットは、明日水曜日(10月26日)に出てくるユーロ首脳会議の結果待ちの状態であるが、当局者は、EU内の競争力の違いに端を発した過度な財政赤字、脆弱なバンキング システム、そして弱い経済活動をどうするかについて最大限の努力を払っている最中であり、現時点でその結果に対して、早期の結論(失敗に終わるといった思惑)を出すべきではない。
(4) 我々としては、世界経済は不安定あることは十分に承知しており、現在は、これを注意深く見守っているところである。
(5) インフレの現状については、明日水曜日(10月26日)に発表される第3四半期の消費者物価指数次第であるが、今年の初めに比べてインフレの脅威はなくなってきている。
(6) 前回の理事会では、我々としては「必要に応じて政策金利の引き下げが景気の下支えになるかどうか」を見極めることを確認した。
とコメントしています。
市場は、政策金利の引き下げを巡ってどちらともいえない状態に、11月1日のRBA理事会まで金縛り状態に陥っています( 関西弁で言えば、「ほんまに〜、どっちやねん!?」)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “RBA副議長、「利下げ急ぐ必要はない」”
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いずれ・・
豪州も・・
渦に・・巻き込まれるでしょう・・・