2017/08/10 05:40 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、8月の消費者センチメントは1.2%下落
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した8月の消費者センチメントは7月の96.6ポイントから1.2%下落して95.5ポイントとなりました。 これは2008年の世界金融危機以来の7か月連続の下落となっています。
Westpacのチーフ エコノミスト Bill Evans氏は「今回の数字からは、NSWやヴィクトリア州などの主要都市における住宅価格が高止まりする中、住宅ローンの金利が上昇していることに加えて賃金の上昇が伸び悩んでいる為、これらが家計の重石になっている事が窺える」と指摘し、「更には、電気代などの値上げも影響している」とコメントしています。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した6月の豪の住宅ローン認可件数は、季節調整後で+0.5%でした。事前の市場関係者の予想は、その前の2か月に住宅ローン認可件数が大きく下落していましたので、6月はその反動で1.5%の増加を予想していましたが、実際はそれほど増加しませんでした。 また、ローンの額面としては前月比1.6%増加しています。
内訳としては、新規一戸建て住宅は3.6%増加し、中住宅は3.5%増加しました。 その一方で、マンションなどの建売住宅のローンは0.1%減少しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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