2011/10/25 05:30 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、第3四半期の生産者物価指数はプラス0.6%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した第3四半期の生産者物価指数は前期比プラス0.6%にとどまり、前年同期比ではプラス2.7%でした。 事前の市場予想では、生産者物価指数はプラス0.7%(前年同期比プラス2.9%)でしたので、予想よりも物価上昇が緩やかであったことを示しています。
これを受けて市場関係者は「今日の数字で、RBAは更に政策金利引き下げの環境が整った」と11月1日のRBA理事会で政策金利を引き下げる期待が高まっています。
ドイツ銀行のエコノミストAdam Boyton氏は「今日の数字は、第3四半期の物価上昇圧力が低下し、今後はインフレ率がより低下することを示している」と、将来についてもインフレ率は低下傾向を辿るとしています。
生産者物価指数と消費者物価指数の関係は、時として「かい離」することがありますが、一般的に生産者物価の中身は食料品、建築、あるいは住宅関連など、直接関連しているものも多く、第3四半期の食料品、建築や住宅関連の物価は緩んできており(既に発表済み)、明日(水曜日)に発表される予定の消費者物価指数も、低い値である可能性が高くなってきています。
シティ グループのエコノミストJoshua Williamson氏は「過去2年間において、豪の四半期毎の生産者物価指数が同消費者物価指数とかなり密接に連動している事は驚きである」と指摘しています。
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