2017/06/21 05:40 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、定例理事会議事録から
昨日、6月6日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) 理事会メンバーは現行の政策金利1.5%の据え置きを決定した。 2017年第1四半期のGDPは前年同期比で+1.7%と失速したが、これは、2017年2月にオーストラリア東海岸を襲った台風の影響で鉄道がダメージを受けて石炭の輸出が出来なかった事、更には3月にNSWを襲った大雨の影響があった。
(2) これらを勘案して、与えられた経済指標から判断すると、引き続き豪経済は将来にわたり拡大し、インフレ率もRBAが中期的な目標とする2~3%に上昇していくことが見込まれる。
(3) 足元の雇用統計は緩やかな改善傾向を辿り、住宅市場は過熱感がなくなりつつあるが、理事会としては、今後も労働市場動向及び住宅市場動向を注視していく。理由としては、所得の伸びが低迷する中、家計部門の住宅ローン比率が高水準にあり、このことが消費を圧迫する可能性がある。
(4) 尚、我々としては、銀行の投資用住宅に対する引き締めは、まだ十分に機能していないと考えている。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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