2010/10/20 05:53 | 昨日の出来事から | コメント(1)
10月のRBA理事会議事録から
昨日、10月5日に開かれたRBA理事会の議事録が公開されました。主な内容は以下の通りです。
(1)現在の金利水準は微妙にバランスが取れており、現在の金利水準を当面維持する事が妥当であり、今後は、将来の情報(景気指標)次第である。
(2)しかし、将来的には、早晩、金利引き上げの必要があり、その時は、タイミングを判断する事が問題となろう。
市場関係者によれば、10月最後の週に発表される第3四半期の消費者物価指数の数字を見て、11月2日のRBA理事会で政策金利を引き上げるのではないかとの見方が大勢をしています。
しかし、UBSのチーフ エコノミストのScott Haslem氏は「11月2日の理事会で金利を引き上げるのは若干の疑問が残る。と言うのも10月下旬の消費者物価の数字が多少高くても政策金利を据え置く可能性がある」と指摘しています。
また、RBC Capital Marketsのシニア エコノミストSu-Lin Ong氏は、「豪ドルの上昇が、インフレ率を引き下げる一つの要因ではあるが、やはり政策金利の引き上げが最も効果的である」とし、10月の消費者物価指数次第で11月2日の理事会での政策金利引き上げの可能性を示唆し、更に「2011年末までには、現在の政策金利が現在の4.5%から5.5%まで上昇する」と予想しています。
ここに来て、市場は11月2日の理事会で政策金利の引き上げを巡って見方が交錯しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “10月のRBA理事会議事録から”
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丁でなければ・・半・・
半でなければ・・丁・・・