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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2016/11/12 20:17  | 昨日の出来事から |  コメント(2)

WEBセミナー1114のご案内


おはようございます。

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特集2: エリオット波動分析、米ドル/円、ユーロ/円(2016年11月14日)
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前回のWEBセミナー 「エリオット波動分析、米ドル/円、ユーロ/円 (2016年10月24日)以降の米ドル/円は103.80円台で寄り付き、月末から月初めにかけては103円を挟んで揉み合いましたが、先週にかけては105円台まで買われた後、先週の水曜日に急落し、この期間の安値101.18円を付けました。 しかしその後は週末にかけては逆に買われて上昇し、その期間の高値106.95円まで値を上げて取引を終えています。 

長期的なエリオット波動としては、これまで、米ドルの上昇波動の基準としていた101.09円を切ってきたことで、これまでの波動カウントを見直す必要があります。 しかし、今の処、新しい波動カウントは確定出来ていません。

現時点で、エリオット波動的に(あるいは黄金分割的に)言えることは、2011年10月31日の75.55円と2015年6月5日の125.86円で高値を付けた上昇に対する下値を試す時間帯であると言えます。 その際、下値の値の目途は、第1目標が100.69円(到達)、第2目標が94.76円となりますが、11月に入って106円台まで買われたことで、その可能性が大きく低下しています。

次に、週足のチャートからも同様に、かつての上昇波動の起点となっていた2012年9月13日の77.11円から2015年6月5日の125.86年まで上昇した波動に対する下値を試す時間帯と言えます。 その際、下値の値の目途は、第1目標が95.75円ですが、これも月次チャート同様に11月に106円台まで買われたことでその可能性が大きく低下しています。

一方で、日足チャートを見ますと、2015年11月18日の123.74円を起点として下げの5波動(i,ii,iii,iv,v)が発生し、 第i波が2016年1月20日の115.97円で付け、ii波が2016年1月29日の121.68円で付け,第iii波が2016年5月3日の105.54円でつけ、第iv波が2016年5月30日の111.44円で付け、第v波が2016年6月24日の98.79円でボトムを付けたと考えています(これらの波動が黄金分割比率で説明できるため)。

その後は、2016年7月21日の107.46円まで反発し、2016年8月16日の99.53円の安値を付け、更には2016年9月27日に100.08円の安値付けたことでトリプル ボトムを形成して、価格フォーメーションとして中期的な底打ち感が出ています。 現在、トリプル ボトムを付けた相場は、上値を試す時間帯に入ったと考えており、上値の第1目標は108.32円であり、第2目標は111.26円となります。

今週としましては、これまで105円以下で円を買っていた市場参加者(ドルを売っていた市場参加者)が相当存在しており、12月のFOMCを前に買い戻すことが予想されるため、これまでの心理的な上値抵抗線であった105円が、今度は心理的な下値維持線になって相場を下支えするのではないかと考えています。

次に、ユーロ/円については、113円近辺で寄り付き、10月最終週にその期間の安値112.83円を付けた後は今月初めにかけて115円台まで買われました。 その後は、米国大統領選挙の結果を受けて113円台まで売られる局面もありましたが、先週末にかけては更に買われて上昇し、週末にその期間の高値116.48円まで値を上げて取引を終えています。       

エリオット波動的には、 月次チャートでは、2012年7月24日の94.10円から上昇してきた相場は、2014年12月8日の149.78円で高値を付け、現在はこの上昇に対する調整局面に入ったと考えています。 この考えに従えば、下値の目途としましては、第1目標としては115.36円(到達)、第2目標は107.24円となります。 

中期的には、2015年4月14日の126.09円で中期的な訂正波(A),(B),(C)波の(A)波つけ、2015年6月4日の141.05円で戻り高値の訂正波(B)を付け、現在は下げの訂正波(C)の中にあって、その下げの目標値は、 第1目標が117.36円(到達)、第2目標が108.31円となっています。

一方で、目先的には、2015年6月4日の141.05円からの訂正波(a)、(b)、(c)の(a)波を2016年1月7日の126.78円で付け、2016年1月29日の132.29円で(b)波を付け、2016年6月24日の109.19円で(c)波を付けて一連の訂正局面が完了したと考えています(黄金分割比率で確認済み)。 この考えに従えば、 現在はこの水準をボトムとして揉み合い、もしくは反発する局面にあると考えています。 その際、戻りの目標値としては、2016年7月24日に付けた高値118.46円が考えられ、黄金分割比率からは121.36円が考えられます。

今回のWEBセミナーでは、こうした事を踏まえつつ今後の展開についてお話しています。

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特集2:  エリオット波動分析、日経平均 (2016年11月14日)
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前回のWEBセミナー「エリオット波動分析、日経平均 (2016年10月24日)」以降の日経平均は17,200円台で寄付き、その後は先週初めにかけては17,400円台まで買われましたが、先週の水曜日に米国大統領選挙の結果を受けて急落し、その期間の安値16,111円を付けました。 しかし先週末にかけては逆に買われて上昇し、その期間の高値17,621円まで値を上げて取引を終えています。                  

エリオット波動的には、月次チャートでは、現在の相場は大上昇相場([Ⅰ]、[Ⅱ]、[Ⅲ]、[Ⅳ]、[Ⅴ])の第[Ⅲ]波の中にあって、その第1目標は20,000円近辺(既に到達)、第2目標は24,000円近辺、第3目標は28,000円近辺にあります。 一方で、それよりも規模の小さな上昇波I,II,III,IV,V波の第II波は2014年4月14日の13,885円で付け、現在は第Ⅲ波の中にあって、その目標値は 27,000円近辺となっています。

中期的には第Ⅱ波から第Ⅲ波に向かう上昇波動について、2015年4月14日の13,885円から始まった上昇相場は2015年6月24日の20,952円で中期的な上昇相場(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の第(1)波を付け、現在は第(2)波のなかにあって、下げの第1目標は15,552円(到達)、 第2目標は13,885円と考えていますが、その可能性はかなり低くなり、その一方で、2016年2月12日の14,865円と2016年6月24日の14,864円でダブル ボトムを付けて(2)を付けた可能性が出てきています。

更に第(1)波2015年6月24日の20,952円から訂正波A,B,Cが発生し、2015年9月29日の16,901円で訂正波Aをつけ、2015年12月1日の20,012円で訂正波Bを付け、現在は訂正波C波の中にあって、下げの目標値は15,961円(到達)、第2目標は14,413円ですが、こちらもその可能性は低くなってきたと考えています。

と言いますのも、訂正波B2015年12月1日の20,012円を起点とした訂正波a-b-c波は2016年2月14日の14,865円で完了したと考えられること(黄金分割比率で確認済み)。 また、価格 フォーメーションとして2016年2月14日の14,865円と2016年6月24日の16,864円で中期的にダブル ボトムを形成しているからです。

目先的には、2016年6月日の14,864円を起点として小さな上昇波動(I,ii,iii,iv,v波)を形成し、第1波が2016年11月9日の17,426円、第ii波が2016年11月9日の16,111円とすれば、上昇第iii波の目標水準は、第1目標が18,673円、第2目標は20,256円となります。

今回のWEBセミナーでは、こうした事を踏まえつつ今後の展開についてお話しています。

有料サイトにアクセスの上、 是非、ご覧ください。

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2 comments on “WEBセミナー1114のご案内
  1. パードゥン より
    68年ぶりのスーパームーンは本日ですが

     影響は、トランプ当選と先日の1000円の日経乱高下で
    完了でしょうか?  
    まだ、年末へ向けてこれから何かあるのか?

     ニュージーランドで地震がありましたが、天災は
    いやですね。  

     

  2. maehashi より
    パードゥン 様

    いつもお世話になります。

    昨夜、1日早いですが、オーストラリアの夜空の下、68年振りのスーパームーンを見ました。

    やはり、でかいです。
    それに、何かギリギラ照っている感じがしました。
    (これって、今後の相場を示している?)

    處で、年末に向けての件ですが、WEBセミナーでも申し上げていますが、 今年のビッグ イベント(ぶったまげた 話)は、もうないのではないでしょうか(もう、これ以上のぶったまげた話は、ないかと、、、。

    そして、今回の件でもう十分ではないでしょうか。
    それに、今回の件を市場は、まだ消化しきれていません。
    私は、そのように考えています。

    NZは最近、本当に地震が多いですね。
    そういえば、5年前のNZの大地震の後、1か月後に東日本大震災がありました、、、、

    今日、今週号の英誌エコノミストに目をやりましたが、将来的に「保護貿易主義や自国第1主義が世界に蔓延すると、それは、第1世界大戦や第2世界大戦前夜と同じ状況に陥る可能性があるな、、、」と感じました。(どこかで、金を買う時間帯が来るのかな、、、と)。

    詳しくは、有料サイトにて、時期を見て私の考えを申し上げたいと思います、

    よろしくお願いします。

    前橋

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