2016/10/20 05:07 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月の景気先行指数は2か月連続で上昇
昨日、民間のWestpac-Melbourne Instituteが発表した9月の景気先行指標は、先月の+0.155%から+0.59%に2か月連続で上昇しました。 過去15か月間はマイナスの領域で推移し、2016年4月には-1.18%まで下落していましたが、それ以降6か月にわたり回復基調を辿り、ここ2か月はプラスの領域まで回復してきています。
Westpac のチーフ エコノミストBill Evans氏は
(1) 今回の数字は、2013年12月以来の高い水準であり、足元の景気の見通しが明るいことを示している。内訳としては、鉱山などの商品価格の情報(+0.51%)、株価が比較的堅調に推移していること(+0.2%)、更には労働市場が改善している事が数字を下支えしている。
(2) また、この数字から予想すると、豪経済は今年から来年にかけて3%程度で成長することが見込まれる。したがって、11月のRBAの定例理事会では政策金利の引き下げの可能性は低いと思われる。
(3) 今後の経済見通しについては、建築業界の循環的なサイクル(現在はやや調整局面にある)を勘案しても、現行政策金利は、かなりの期間に亘り維持されると予想している。
とコメントしています。
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