2009/10/02 07:02 | 昨日の出来事から | コメント(2)
豪の個人資産、2008年度は大きく減らすも今年は急回復
ボストン コンサルタントが、試算したところによりますと、2007年−2008年にかけてオーストラリアの個人資産は、27%減少し、減少幅としては他の先進諸国の中で3番目に大きく落ち込みました。 一番大きく下落したのは、イギリスの32%、次いでスエーデンの28%でした。
主な理由は、オーストラリア人の個人の資産に占める株の割合が大きいことにあります。
オーストラリア人は、個人資産の53%を株式に投資しており、世界的な株式の下落がそれを直撃しました。他の先進諸国の中で個人資産のうち、株式に占める割合の大きい国は、スエーデンの63%、オランダの58%、 そしてイギリスの58%となっています。 ここから、イギリス、スエーデンの個人資産の減少も世界的な株の下落が大きな要因であることが容易に理解できます。
更に、個人資産の株式の保有比率の高いうえに、オーストラリアの株式市場は、他の先進諸国対比下落率が大きかったことが拍車をかけ、 更にそれまで堅調に推移していたオーストラリアドルが急落したことも、目減り要因になりました。
具体的には、オーストラリアの個人の資産は、2007年末には、USD2.03兆ドルあったものが、2008年末には、US1.48兆ドルまで下落しました。 一方で、世界中の富は、2007年末には、US108兆ドルあったものが、2008年末にはUS92.4兆ドルまで下落しています(下落率は14%)。
しかし、2009年に入ってからは、オーストラリアの株式の上昇率は2008年末対比59%上昇し、それまでの損失のかなりの部分を回復し、更には、比較基準通貨となるアメリカドル対比では、2008年末の水準を超えてきています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “豪の個人資産、2008年度は大きく減らすも今年は急回復”
前橋 にコメントする コメントをキャンセル
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前橋さんを知り、もう20数年が経ちました。その間、私は同じ仕事を続け、未だ円債の世界におります。手元には、黄金分割コンパスがいまだにあります。さすがに、手書きのペンタゴンを書き込んだ先物チャートはありませんが…。当時はチャート用紙の入手にも苦労しましたね。ちょっと懐かしく思い、書き込んでしまいました。お元気そうで何よりです。大変遅くなりましたが、二科展のご入選おめでとうございます。
システム5.1様、わざわざ、コメントをいただき、ありがとうございました。きっと、お会いすれば、「あ〜、あなた様でしたか!」とご挨拶できるのに、残念です。日本に帰りましたら、ぜひ、ご挨拶させていただく機会を与えてやってくださいまし。
(ぐっち〜編集長!アレンジのほうをよろしくお願いします!)
そうですか、円債に20年以上ですか。きっと今は、お偉くなっていらっしゃるのでしょうね、、、。
あの頃は、私もまだ若くて、結構、無茶なことを言って、その節は、申し訳ありませんでした。 そうでしたよね、あの頃は、チャート用紙入手にも困難な時期でしたよね。それに、レシオコンパス、、あ〜、懐かしいです!本当に、めっちゃ懐かしいです!!
今の人が聞いたら、笑われるかもしれませんが、でも、あの頃は、あれでも真面目で真剣でしたよね。
あ〜、本当に懐かしいなあ〜。あの頃のみなさんにお会いして、債券セミナーの同窓会やりたいです!!