2016/05/27 05:06 | 昨日の出来事から | コメント(3)
2016年第1四半期の設備投資は前期比-5.2%
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2016年第1四半期の豪の設備投資は前期比で-5.2%でした。 事前の市場関係者の予想は-3.5%でしたので予想以上に設備投資が悪かったことになります。 これによって前年同期比では-14.5%となり、前年に予想された今年の目標数字対比では19.5%の下落となっています。 その主な要因としては、鉱山関連設備投資が32.1%も下落している事が挙げられますは、その一方で、他のセクターの設備投資が増えたことで鉱山関連設備投資の落ち込みをカバーした形になっています。
尚、今後の設備投資計画(2016年~2017年)では、前回の見込み額AUD82.6bnから89.2bnに増加しており、この増加幅は市場関係者の予想を上回っています。 また、今回の数字には反映されていませんが、今月にRBAが政策金利を引き下げたことで今後の設備投資を押し上げそうです。
Westpac のエコノミストAndrew Hanlan氏は「今回の数字によって、鉱山ブームが起こる前の水準にまで設備投資が落ち込んでいる。 今回の数字を受けて引き続き設備投資の抑制圧力がかかるものの、今後は2015年第4四半期程落ち込むことはないと予想している。」とコメントしています。
また、Capital Economicsの豪経済担当チーフ Paul Dales氏も「今回の数字は、発表された数字の大きさほど悪くない。しかし、(数字そのものは悪いので)引き続き「政策金利の引き下げ」がRBAの理事会の議題になるであろう。 我々としては、今後2~3年は1.5%の政策金利で推移すると予想している」と述べています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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3 comments on “2016年第1四半期の設備投資は前期比-5.2%”
パードゥン にコメントする コメントをキャンセル
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中国は内需拡大の政策変更をしたのだから、それにあわせて必要な
設備投資をすればよいわけで、日本と違って、オーストラリアには
中国は必要なものを教えてくれるでしょう?
資源関係で人脈はたくさんあるでしょうし、中国村の人達に
教えてもらえば良いように思いますが、プライドの高い白人政府と
産業が乖離してしまってる?
日本も、そちらオーストラリアも中国の勢いに負けてますね
トランプ氏のお面の大量生産なんて、なんと逞しい
設備投資って、こういう人達の集積で、日本も前のオリンピックのときは
こんな勢いが、たしかにありました。
中国けなしても、工場長は好きだよと言ってます
商売大好き仲間を感じるのでしょう(笑)
駐車場でみかける千円もしない三角コーンに地蔵様をエンボスして
付加価値つけて1万円で販売してる、売れない?アーティストが
これ、アーティストなんて気取ってなくて、逞しく、地蔵様でなくて、
トランプをエンボスすれば、アメリカで大量販売できそう。
共和党は宣伝に、民主党は車をぶつけてボコボコにするために(笑)
中国人が真似する前に、グッチー古巣の丸紅とか輸出商売しないかな?
クロコダイルさんやりません、儲かりそうですよ!
投資はあくまで自己責任で(笑)