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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2009/09/29 07:06  | 豪ドル/円 |  コメント(0)

豪ドル/円929


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76円台半ばまで売られるも、買い戻される
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デイリー チャート

ボラティリティ チャート

1.前日の動き

昨日のAUDは、77円近辺で寄り付き、東京時間では寄り付き直後に一気にその日の安値76.52円まで売られましたが、その後は暫く76円台後半で揉み合いました。 午後からロンドン時間にかけては77円台前半まで値を上げ、再び横這いました。 NY時間に入ってからは更に上値を目指す展開となり、日付の替わった後にその日の高値78.22円まで値を上げました。 引けにかけては売り物に押されて、現在は77円台後半の取引となっています。  

2.チャート分析

テクニカル分析:    
長期の指標は雲の中にあり、長期的には中立です。 中期の指標は中立に位置しています。目先の強弱を判断する線が78.21円にあって、昨日は、まさしくこの水準で上値を抑えられた形になっています(目先的には弱気です)。

サイクル分析:   
30−40日サイクルは上図のように考えています。 つまり、8月中旬に始まったサイクルは9月中旬の77円台でサイクルボトムをつけ、現在は新しいサイクル入りをし、9月中旬の80円でサイクル高値をつけ、10月上旬から中旬にかけてサイクルボトムを模索するのではないかとの考えです(80円を超えてこないことが前提です)。

ボラティリティ分析:  
ボラティリティ チャート見ますと、先々週まで12%台にまで低下していた20日ボラティリティが、先週あたりから反発し始めています。 他の通貨ほど鮮明ではありませんが、それまでの相場が反転、もしくは新しい局面入りした可能性が出てきています。 今回の場合では、相場が高値を付けて調整局面入りをしていることを示唆しています。 

3.今日の方針

方針1:77円を切ってきましたので、76.80円で追撃の売りを検討しましたが、下げ切る気配がなく、これを止めました。
方針2:目先の強弱を判断する線(78.22円)を越えてくるかどうかを見極めたいと思います。 これを越えてくるようであれば、目先的には押し目買いですし、超えないようであれば、この水準を損切り線として戻り売りとなります。
追撃ポイント: 特に考えていません。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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