2016/01/26 06:22 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、12月のビジネス信頼感指数は2ポイント下落
昨日、民間のNABが発表した12月の豪ビジネス信頼感指数は、最近の世界的な金融市場の下落があったにも関わらず、前月の5ポイントから3ポイントの下落に留まりました。 また、ビジネスの現状を示すビジネス コンディション(売り上げや収益)も、前月の10ポイントから7ポイントに下落しましたが、引き続き長期的なトレンドを上回って推移しています。
NAB のチーフ エコノミスト Alan Oster氏は
(1) 今回のサーベイの結果は、最近の世界的な金融市場の不安定化の中にあって驚くほどしっかりしている(事前の予想ではもっと悪化すると予想していた)。
(2) その一方で、今回のサーベイでは、今のところ堅調に推移しているビジネス コンディションが、将来的には、非鉱工業部門の低迷を受けて悪化する可能性がある。
(3) 我々としては、今後、更に世界的な金融市場の混乱が、豪経済のファンダメンタルズに一層の悪影響を与えない限り、RBAは現行の金融政策を維持すると考えている。
とコメントしています。
尚、今週の水曜日(1月27日)には、豪の2015年第4四半期の消費者物価(インフレ率)が発表されることになっており、現時点における市場関係者の予想は前期比+0.3%であり、前年同期比で+1.6%となっています。また、値ブレの大きいエネルギーや食料品などを除いたコア インフレは前期比で+0.5%で、前年同期比で+2.05%と予想されています。
今週に関しては、このインフレ率の動向に市場の関心が集まっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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