2015/12/03 05:14 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、第3四半期のGDPが+0.9%
昨日、ABSが発表した2015年第3四半期のGDPは、季節調整後で第2四半期の+0.3%から+0.9%に増加しました。事前の市場関係者の予想は+0.8%でしたので予想を若干上回った形になっています。 これによって2015年1月からの経済成長は+2.5%となり、事前の市場関係者の予想であった+2.4%をやはり若干上回ったことになります。
主な内訳としては、鉱山商品(鉄鉱石や石炭等)の輸出が4.6%増加しており、これについてABSは「第2四半期の大幅下落の反動の要因と、鉱山企業が、整理統合して鉱山事業に特化することによって競争力が回復した事が挙げられる」としています。 また、「家計部門の支出が0.7%増加した事、更には住宅建築が2%増加した事が大きい」とする一方で、「民間の投資が3%減少し、公共投資も9%減少した事が、GDPの足を引っ張っている」と指摘しています。
政府筋のScott Morrison財務長官は、「今回の数字は、豪経済が正しい方向に向かっている事を示している」と歓迎しながらも、「今回の数字を過大評価することは控えたい。 確かに豪経済は成長を続けているが、引き続き緩やかな拡大に留まっており、今後の見通しについては、更なる経済指標を見極める必要がある」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪、第3四半期のGDPが+0.9%”
パードゥン にコメントする コメントをキャンセル
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潜在成長率が高いのに、投資が足りないだけなので
もっと投資をして、優秀な白人の若者が国内にとどまる
ようにすれいばいいのでは?
人と金を提供してくれる中国に頼るのが一番の近道だし
中国がいくら昔の歴史を調べても流石に、中国領だった事は
ないでしょうから、領土問題なしと思いますが、受け入れを
いやがる理由がありますか?
このままでは、豪ドルが上昇しないように、口先介入を
続けているようにしか見えないですよね