2015/10/02 05:14 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、9月の住宅価格は+0.9%
昨日、民間のCoreLogic RP Dataが発表した9月の豪の主要都市の住宅価格は前月比で0.9%上昇し、前年同月比では11%の価格上昇となりました。また、賃貸住宅の家賃に関しては1戸建て住宅の家賃が前年同月比で+3.4%となり(前年同月比-0.8%)、マンションなどの集合住宅などの家賃が+4.3%(同-0.5%)と過去最低の上昇に留まっています。
また、この日、同じく民間のAi グループが発表したAustralian Industry Group’s performance of manufacturing インデックス(オーストラリア製造業 パフォーマンス インデックス)は、前月比0.4ポイント上昇して52.1ポイントなり、今年の5月以来の高水準となりました。これによって同指数は3か月連続で拡大した事になり、2010年7月以来となります。 この背景には、為替市場において、豪ドルが今年に入って通貨バスケット ベースで9%下落した事によって、豪の製造業の国際価格競争力が回復した事が挙げられます。
内訳としては、引き続き住宅関連産業が好調である事、また、食品、飲料水、タバコ等の産業は16か月連続で拡大しており、これらの産業は全産業の生産と雇用において25%以上を占めているため、豪景気の下支え要因となっています。
Ai Group の Innes Willox会長は「鉱山関連産業以外の部門に景気の拡大基調が出ていることは豪経済にとっていいニュースである」と指摘し、「豪ドル安に関しては、今のところは輸入価格上昇の要因以上に豪ドル安による輸出の拡大要因が上回る形になっている」とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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中国に依頼して、作業員こみで仕事をしてもらえば
相互利益の関係になりそうです
ただ、資源販売と同じく、観光も本当は現地人の
もので、白人は産業を興すべきとは思います