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2015/09/16 05:52  | 昨日の出来事から |  コメント(2)

RBA,9月定例理事会の議事録から


おはようございます。

昨日、RBAは9月1日に開催された定例理事会の議事録を発表しました。 主な内容は以下の通りです。

(1) RBAのメンバーは現行の政策金利を据え置くことが妥当であるとの認識で一致した。 尚、今後の金融政策に関しては、これからは発表される指標に注視ながら適切に判断していく。

(2) 最近の豪ドル安は、鉱山資源価格の下落とほぼ整合性が取れてきており、以前のような割高感はなくなった。今後は、豪ドル安が豪経済を下支えすると期待される。

(3) 住宅価格動向については、昨年来、豪金融監督庁と協労によって、銀行に対する安易な投資用不動産融資を抑制させることによって、シドニーやメルボリンなどの都市部の不動産価格の上昇(年率10%以上の価格上昇)を抑制させることが出来た。 その一方で、一戸建て住宅などの本来の居住用住宅取得に関する需要は、現行2%の政策金利の低さから引き続き堅調に推移している。

(4) 足元的には世界の株式市場は不安定な値動きをしているが、今のところ、豪の金融システムに大きな影響は出ておらず、金融市場における借り手の資金調達にも支障をきたしていない。

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2 comments on “RBA,9月定例理事会の議事録から
  1. パードゥン より
    ニュージーランドは、現地人との融和をはかってる

     オーストラリアは図体がでかいのに英連邦意識が強いかんじで
    白豪主義が差別ではすくなっても、製造業に携わることを下と
    思う植民地的な価値感、文化が残っているのでしょうか?

     出稼ぎに海外へいく若者も金融関係が多くありませんか?
    ニュージーランドのほうが差別感が少ない印象があります
    両国の文化比較とかは新聞記事でよく乗るのですか?
    お互いの行き来は多いのですか?  

  2. maehashi より
    パードゥン 様

    いつもお世話になります。

    はい、オーストラリアの若者のサクセス ストーリーは、若い頃にアメリカやイギリスに行って働いてお金を稼いで、アーリー リタイアメント(early retirement)で豪に戻ってきて、後は、ゴルフをしたり、ヨットでクルージングをして余暇を楽しむことです。

    その意味で、彼らの多くは、金融機関、医療機関を問わず、海外に”出稼ぎ”に行きます。 また、彼らの多くは外国人と結婚しています。

    その一方で、NZの多くの人は豪に出稼ぎに来ています。
    ですが、リストラをされるときは、アジア人が、まず人員削減され、次がニュージーランド人です(これが、豪の暗黙の社会のルールです)。

    逆に、オーストラリア人がNZに仕事で行くことはあまりありません。
    と言うのも、NZに行っても、豪ほど収入が多くないからです。

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