昨日、ＡＢＳ（オーストラリア統計局）が発表した２０１５年第２四半期の企業収益は、季節調整後で前期比１．９％下落しました。　事前の市場関係者の予想では２％の下落でしたのでほぼ予想通りの数字となっています。　ちなみに２０１５年第１四半期の企業収益は０．２％の増加でした。

また、２０１５年の企業在庫は、季節調整後で「前期比変わらず」でした（事前の市場関係者の予想では０．２％の増加）。　また、第２四半期の製造業者売上所得見込みは０．５％減少し、卸売業者の所得見込みは０．４％の減少となっています。

また、この日、ＲＢＡが７月の貸し出し実績を発表し、７月の貸し出しは６月の０．４％増加に対して０．６％の増加となりました（事前の市場関係者の予想は＋０．５％でしたので若干上回った形）。　これによって前年同月比では＋６．１％となり、その前の年の５．１％に比べて増加しています（事前の市場関係者の予想は＋５．９％）。

今週の水曜日には、２０１５年第２四半期のＧＤＰが発表される予定ですが、事前の市場関係者の予想では、第２四半期のＧＤＰは＋０．５％（年率換算＋２．２％）と前期の＋０．９％から失速する見込みです。　その背景には、輸出の伸び悩みと、設備投資の減少、　更には消費者支出の低迷があると市場関係者はみています。