2010/09/30 05:38 | 昨日の出来事から | コメント(1)
政権与党ににじり寄る公明党
去年の衆議議員選挙の結果、それまでの与党自民党と連立を組んでいた公明党が野党に転落した時、私は、このコーナーで「2大政党政治の始まりであると同時に、野党に転落した公明党がどのように、再び政権与党ににじり寄るかに注目したい」と申し上げました。
2009年に民主党が衆参両議院で過半数を占めていた間は、公明党は政権与党ににじり寄る隙間すらありませんでしたが、今年の7月の参議院議員選挙で民主党が過半数割れた結果を見るや、ここに来て「部分的な提携」と称して、にじり寄りの兆しを見せています。
一方で、参議院で過半数割れの民主党としては、安定的に法案を通過させるためには、こうした動きを受け入れるのもやむを得ないのかもしれませんが、よくよく考えてみれば、公明党は2009年の衆議院選挙の時も、今回の参議院選挙の時も民主党のマニフェストや政権運営を批判してきた対立政党なのです。 それが、代表を交代させたことで禊(みそぎ)を終え(!?)、ここに来て補正予算という比較的国民に受け入れやすい政策から「部分的提携」と称してにじり寄る姿に、強い違和感を覚えると同時に「なるほど、そうやってにじり寄るんだあ〜」と妙に(?!)感心した次第です。
とはいっても、政治の世界では、古今東西、選挙で対立しようが、これまでの自分たちのやってきた事と違った動きで国民に違和感を与えようがそんなことは知ったことではないようです。 私の住むオーストラリアでも、今年の7月の総選挙では、与党労働党と対立野党自由党が共に過半数を確保できず、少数政党や無所属議員の分捕り合戦を展開し、マニフェストがボロボロになってでも、政権の取り合いに熾烈な戦いをしたことを見ればよくわかります。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
One comment on “政権与党ににじり寄る公明党”
ぺルドン にコメントする コメントをキャンセル
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
惚れた・・腫れた・・
じゃなく・・
小判が・・結ぶ・・縁・・
互いの足を・・結び合い・・橋の上・・
二人三脚・・
捨てられた男の・・恨みつらみも・・
永田町・・
秋でござんす・・
もうすぐ・・
北風小僧が・・やってくるで・・ござんす・・・