2015/02/18 05:24 | 昨日の出来事から | コメント(1)
RBA, 2月の定例理事会議事録から
昨日、今月3日に開催されたRBA定例理事会の議事録が公開されました。 主な内容は以下の通りです。
(1) 今回の理事会では、政策金利を2月3日に引き下げるか、3月の理事会で引き下げるかの議論が出たが、国内需要の弱さと失業率が上昇傾向にあること、更には四半期ごとの金融政策の声明を出す前に政策金利を引き下げることが市場との円滑なコミュニケ―シンにつながると判断して引き下げを決定した。
(2) 今後の更なる政策金利の引き下げについては、理事会メンバーは豪の住宅市場価格動向、特に一部の大都市で高騰している住宅価格動向を注意深く監視することで一致した。
(3) 同時に、12月にRBAおよび金融監督庁は、不動産貸し出しに関する新しいガイドラインを発表し、今後の住宅価格に関連するリスク(住宅価格下落リスク、および貸出金利上昇リスク)について市場に警鐘を鳴らしている。
(4) 豪経済の現状は、鉱山関連商品(特に石炭と鉄鉱石の2大商品)の下落が激しく、これに関連する設備投資が壊滅的であり、これにとって替わる他の産業の成長が見込めない状態にある。
(5) 最近でこそ、豪ドルは対米ドルで30%程度下落したが、それまで豪ドルが割高に推移した為、景気を悪化させた。 今後の為替水準に関しては、輸出入のバランスの取れた為替水準で推移することが望ましい(これまでとは口調が変わり、豪ドルの割高感は解消されつつあるとの認識か)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “RBA, 2月の定例理事会議事録から”
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豪は健全財政だから本来、金融でなくて財政で景気調整を
実施すべきでしょう。 教育水準の高い白人が多いのだから
産業投資をすべきでしょう。
いつまでも単純資源輸出で中国を儲けさせてる
理由はないんだから。
金融でしようとすると、いずれスイスのようの異常な高騰という
事態になりませんか?
クロコダイルさんは通貨高で狂気乱舞かもしれませんが(笑)