2015/01/29 05:25 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2014年第4四半期のインフレ率は1.7%に下落
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2014年第4四半期のインフレ率は前期の年率2.3%から1.7%に下落しました。 これは、主にガソリン価格が第4四半期に7%も下落した為で、変動の大きいエネルギー価格などを除いた2014年第4四半期のコア インフレは+0.7%(年率2.25%)でRBAが中期的な目標としている2~3%の範囲に引き続き収まっています。 主な内訳としては、タバコが4.8%上昇し、国内レジャー関連が5.8%上昇し、家賃も0.5%上昇しています。
事前の市場関係者の予想は+0.3%(年率換算で1.8%)でしたので、予想以上にコア インフレ率が高かったことから、「目先的にRBAによる政策金利の引き下げはない」として豪ドルは他通貨対比で買われました。 特に、金融市場では今年前半に政策金利0.25%の引き下げを2回織り込む水準で取引されていましたので、短期先物市場では金利が上昇し(価格が下落し)、 為替市場では豪ドルが他通貨対比で買われています。
特に、RBAは2014年5月に予想していた豪のインフレ率2.75%を2014年12月に2%に下方修正しており、来週の火曜日に開催される予定のRBA定例理事会では、「政策金利の引き下げはない」との見方が市場の大勢を占め始めています。
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