2014/12/02 14:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪の11月のインフレ率は+0.1%
昨日、民間のTD Securities/Melbourne Instituteが発表した11月の豪のインフレ率は、豪ドルが対米ドルで3%下落したにもかかわらず前月比で+0.1%でした(ちなみに10月のインフレ率は+0.2%)。これによって、年率のインフレ率は前月の+2.3%から+2.2%に低下しています。
TD Securitiesの Asia-Pacific research のヘッドAnnette Beacher氏は「豪ドルが095ドル台から0.85ドル台まで急落したにもかかわらず、輸入価格が上昇していいなには、これらの輸入品の国際価格競争の激しさから価格が下落しているために輸入物価の上昇につながっていない」と指摘しています。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2014年9月期の豪の企業収益は、2014年第2四半期の-6.9%からプラス0.5%に改善しています(事前の市場関係者の予想では-1.3%でした)。これによって、今年に入ってから9月期までの企業業績は前年比3.4%の減少となっています。
また、今後の見通しとしては、製造業の在庫見通しが数量ベースで季節調整後で+0.7%増加し、製造業の企業収益見通しが同0.5%減少し、また卸売企業の収益は0.9%減少するとしています。
尚、今週の水曜日に豪の014年第3四半期のGDPの数字が発表される予定です。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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