2014/11/28 14:45 | 昨日の出来事から | コメント(0)
世界のビジネス バロメーターから
今週号の英誌エコノミストに、Econmist/FTが行った世界の主要企業の経営者1500人にアンケートを行った結果が出ていましたのでご紹介したいと思います。
全般としては、今後の景気着通しについては、引き続きポジティブに考えている経営者が多いようですが、その勢いはこれまでに比べて減少しています。 例えば、これまでは「近い将来に景気は上向く」と考えていた経営者の割合が、年初は42%ありましたが、現在は13%と大幅に減少しています。 特に、大きく減少しているのはヨーロッパとラテンアメリカです。
また、北アメリカの企業経営者も、将来に対する楽観的な考えを大幅に後退させています。と言いますのも、北米の多くの経営者は、2015年にはFRBが政策金利を引き上げると予想しており、これまでのような好調さを維持するのは困難とみているようです。
その一方で、ヨーロッパの企業経営者の多くは、足元の景気の悪さから2015年初めにはECBは更なる金融緩和(量的緩和)を実施するとみています。
そろそろ来年のことが気になり始める時期ですが、実は、世界経済にとって、今年は「何だかんだと言っても、意外といい年であった」と言えそうです。 にもかかわらず、私たちの日本経済は、2014年4月に消費税を引き上げた為に、景気は大きく失速してしまいました。 今後、世界経済がこれまでより緩やかな経済成長に陥った時に、日本だけがどうやってこれまでの景気低迷(2期連続のマイナス成長)から回復基調を辿ることができるのでしょうか。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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