2014/11/13 14:48 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、11月の消費者信頼感指数は+1.9%
昨日、民間のWestpac/Melbourne Institute が発表した11月の消費者信頼感指数は、前月に比べて+1.9%上昇しました。
Westpac のチーフ エコノミスト Bill Evans 氏は
(1) 11月の消費者信頼感指数は+1.9%上昇したものの全体としては失望するものであった(彼は、2015年半ばにはRBAは政策金利を引き上げるまで景気は回復すると予想しているため)。
(2) というのも、今回の水準そのものは、2014年5月に連邦政府が増税と財政緊縮を発表した時の水準から4%も下回ったままであるからである。
(3) また、11月は12月のクリスマス商戦を前に消費者センチメントが高くなる傾向にあるにもかかわらず、今回の数字はそれほど上昇していない。 例年の上昇傾向を勘案すると、今回の数字は実態的には-0.8%となり、前年同月比では13%も下回っている。
(4) 特に、アンケートの中で、去年に比べて支出を抑えていると答えた人の割合が全体の38%を占め、50%の人は前年と変わらないと答えている(増やすと答えた人の割合は全体の12%に過ぎず)。
(5) また、住宅購入については、住宅価格の高騰を受けて平均的な所得の人が買えなくなっている事から、住宅取得に対する期待は前年同月比で14.3%下も落している。
(6) その一方で、先行きに対しては、世界経済の拡大基調と最近の豪ドル安傾向(対米ドル対比)を受けて前向きに考えている人が増えてきている。
とコメントしています。
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