2014/10/24 14:53 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第3四半期のビジネス信頼感指数は+6ポイントで変わらず
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2014年第3四半期の豪のビジネス信頼感指数は、前期と変わらずの+6ポイントでした。 一方で、ビジネスの現状を示すビジネス コンディションは前期の+1ポイントから+3ポイントに若干上昇しています。また、今後12か月先のビジネス コンディションに対する期待値も前期の+24ポイントから+25ポイントにこれもわずかに上昇しています。
NABのエコノミストは、
(1) 豪の企業家は、国内外の不確実要因を背景に、今一つ強気になれないでいることが窺える。また、消費者も、支出に対して警戒感を弱めていない。
(2) その中にあって、引き続き住宅関連産業は堅調に推移しており、今後も比較的明るい展望を持っているようである。 しかしそれ以外の部門についてはやや弱含みとなっている。
(3) また、最近の豪ドル安は、輸入価格上昇の圧力がかかるものの、輸出業者にとっては国際価格競争力に寄与していることが窺える。
また、この日、民間のHSBCは発表した10月の中国の製造業PMI(速報値)は、先月の50.2ポイントから50.4ポイントに上昇しました。
HSBC の中国担当のチーフ エコノミストHongbin Qu氏は
(1) 今回の数字では、国内の原材料、最終生産財ともにディス インフレの圧力が益々かかっていることが窺える。その一方で、雇用と在庫は改善方向にある。
(2) 10月は9月に比べて安定した数字になっているが、引き続き中国経済は、有効な需要がない状態が続いており、政府による金融および財政の両面から景気を下支えする政策が必要である。
とコメントしています。
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