2014/10/08 14:23 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利据え置き
昨日、RBAは定例の理事会を開催し、現行の政策金利を据え置くこと決定し、これによって14か月連続で政策金利を据え置いたことになります。 理事会後のRBA総裁Glenn Stevens氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 今、我々が最も慎重に見極めなければいけないのは、現行の低金利政策をどのくらいの期間にわたって維持するかである(時間軸の問題)。
(2) 足元、豪ドルが他通貨対比で売られているが、よりバランスの取れた経済成長が期待できるほど、現在の為替水準は景気の下支え要因となっていない(先月は、対米ドルで0,94ドル台から0.86ドル台まで急落しましたが、RBA総裁としては、現在の豪ドルの水準は、商品価格下落を勘案後ではまだ割高との認識を示した形)。
(3) (豪の最大の貿易相手国である中国経済の動向に関して)最近の中国経済は、政策当局者の目標とする経済成長率にほぼ沿う形で成長しているが、足元的にはやや失速感が出ている。
(4) 不動産市場については、目先的にはやや弱含みで推移しているが、それでも引き続き高止まりをしており、RBAとしては、現在の豪の不動産市場に対して最も関心を持ってその動向を注視している。
(5) 最近の世界の金融市場動向は、やや値ブレの高い状態が続いているが、世界的な金融緩和基調には変わりはない(一部の国(アメリカ)の金利引き締め期待に対してコメントしたものと思われます)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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