2014/10/07 14:23 | 昨日の出来事から | コメント(1)
今後の日本株の行方は?!
日本株(日経平均)は、先月末(9月25日)にリーマンショック後の高値を6年ぶりに更新して高値16,374円をつけた後は揉み合いましたが、今月に入って15,600円台まで急落し、現在は15,800円台で取引されています。
クロコダイル通信の読者のおひとり「じゃんぷじゃんぷ様」から今後の日本株の動向についてご質問がありましたので、今日はそのことについて私なりの考えを申し上げたいと思います。
私のマーケットに対するアプローチは(1)エリオット波動分析、(2)ペンタゴン チャート分析、(3)一目均衡表、(4)サイクル分析が中心です(補足的にボラティリティ分析と金融占星術を見ています)。
では、まずエリオット波動分析から見てみますと、現在の相場水準は、大上昇相場の中にあって、目先的に小さな上昇波動(i、ii,iii,iv,v)が、15,989円もしくは16,753円で完了する予定でした。ところが9月25日に、この2つの目標値の間である16,374円で高値を付けて急落したために、この16,374円で目先の上昇波動(i、ii,iii,iv,v)が完了して次に大きな上昇波動(1,2,3,4,5、)の第1波を付けたのではないかと考えています。
これに従えば、現在は上昇波動(1,2,3,4,5、)の第2波にあって、その押し目の目標は第1目標としては、16,374-(16,374-13,885)×0.382=15,423円、 第2目標としては16,374-(16,374-13,885)×0.5=15,129円、 第3目標としては16,374-(16,374-13,885)×0.618=14,935円が考えられます。 もし、これ以上下落しますと、全値戻しの13,885円となりますが、ここまで下げってしまいますと、波動カウントを見直しする費用が出てきます。 現時点では、それほど大きな下押しは考えておらず、第1目標、第2目標、最悪でも第3目標の14,935円までではサポートされると考えています。
じゃんぷジャンプ様のご質問は「今回の下げ相場で15,000円割れの可能性はあるか?」とのことですが、非常に際どいご質問で実に悩ましいのですが、現時点ではこの可能性は低いと考えています。
と言いますのも、別のマーケット分析である30~40日サイクル分析から見てみますと、現在は、8月29日の15,356円から始まったサイクルが、9月25日の16,374円で高値を付け、このサイクルボトムを付ける時間帯にきているからです。この考えに従えば、今後がサイクルボトムを付けて、目先的に反発する局面が予想されます。 従って一気に15,000円を割り込んでいくとは考えづらいと思われます。
尚、その他の分析であるペンタゴン チャート分析では、現在は16,000円を中心にペンタゴンが回転している状態であり、方向がはっきりしません。 また、一目均衡表分析を使った基準線(クロコダイル通信では目先の強弱を判断する線)が15,865円にあり、現在はこの水準を挟んで揉み合っており、目先的には方向感が出ず、中立です。
以上が、現時点(2014年10月6日豪時間18:00)で私が考えていることです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “今後の日本株の行方は?!”
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本日の日経終値14,936.51でほぼ第三目標までいきましたね!
最も、ここで止まるかどうか、明日以降ですが…
でもさすがにココまで下がると、一旦は戻しそうな気が多分にしますねw
永田町がなにやらどこやらへ支持の指示を出しそうな気もしますしw