2014/08/14 15:20 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の消費者センチメントは+3.8%
昨日、民間のWestpac Melbourne Instituteが発表した8月の消費者センチメントは、前月比+3.8%増加して98.5ポイントに上昇しました。 しかし、消費者のセンチメントがポジティブであるか、ネガティブであるかの分かれ目である100ポイントを5か月連続して下回ったままです。
消費者センチメントは、連邦政府が5月に緊縮予算と増税を発表して以来、5.9%下落しましたが、今回の数字によって発表前の水準に対して1.2%の減少した水準にまで回復してきています。
Westpac のチーフ エコノミストのBill Evans氏は
(1) 今回の数字によって、家計部門のダメージは、連邦政府の緊縮予算発表以前の水準までほぼ回復してきた。こうした背景には国民の反対の声を受けて議会の大きな抵抗があり、政府の緊縮予算の成立が難航し、緊縮予算の一部が緩和あるいは撤廃に追い込まれる可能性が出始めている。
(2) こうした緊予算後退期待から、家計部門のローンに対するセンチメントは、一部の銀行が貸し出し金利を引き下げ始めたこともあって、前月比11.9%も上昇し、特に住宅ローンに関するセンチメントは前月比12.8%も上昇している。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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