2014/07/02 15:07 | 昨日の出来事から | コメント(2)
RBA、政策金利据え置き
昨日、RBAは定例の理事会を開催し、事前の市場の予想通り、現行の政策金利2.5%の据え置きを決定しました。 理事会後のRBA総裁Glenn Stevens氏の声明の主な内容は以下の通りです。
(1) 現在の豪ドルの水準は、世界的に鉱山関連商品価格が下落する中(特に鉄鉱石価格の下落)、歴史的に割高に推移しており、そのことが豪経済のバランスのとれた成長を阻害している。
(2) その結果、輸入が減少する一方で、鉱山関連の設備投資は大きく下落している。 その一方で、これに替わる他のセクターで設備投資の改善傾向が出ているが、これが一時的なものなのか、持続的なものかを見極める必要がある。
(3) RBAとしては、豪の経済成長は、鉱山関連産業が、再び本格的な拡大し始めるまでは、暫くは過去のトレンドを下回った状態が続くであろう。
(4) 足元の雇用環境に改善の兆しがみられるが、失業率が継続的に低下していくのは、まだ先のことであると考えている。 特に、足元の賃金が低下しており、これによってインフレ率は中期的の目標レンジである2~3%の範囲で推移するであろう。
(5) オーストラリアの主要都市の住宅価格は、昨年来10%以上も上昇しており、一部に安易な貸し出しと過熱感が出ていることを懸念している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “RBA、政策金利据え置き”
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ヘッジの講習をお願いします。
グッチー自身は、長期投資推奨ということですが、その情報を使って、先物がおわかりの方は、金持ちまっしぐらの時期もあったようです。
まあ、リーマンショックという良い環境だったということもあるのでしょうが。
読み替えると、グッチー注意報でたときのヘッジの仕方で、場合によってはヘッジどころか利益になるということなのでしょう。
ここは安全運転でいいので、ヘッジでいいのですが、プロとしての素人向けのヘッジ講座をぜひお願いします。 プロは色々の手法あるのでしょうが、まずは先物だけでも一般庶民むけでお願いします
いつもお世話になります。
パードゥン様がコメント中でお使いになっている「ヘッジ」というお言葉ですが、いわゆる「マクロ ヘッジ」のことを指しておっしゃっているのでしょうか?
それとも、一般的に狭義の意味でつかわれている「ヘッジ」のことをおっしゃっているのでしょうか。
一般的に、狭義の意味でつかわれている「ヘッジ」とは、保有ポジションの値下がりリスクを回避するために、先物を売ることで(あるいはプット オプションを買う あるいはコール オプションを売る)、保有ポジションの値下がりリスクの軽減を図る行為です。
もしくは、逆に、「現時点では手元資金が十分でないものの、将来的に、手元資金が増加して現物ポジションが発生することがわかっており、かつ、相場観として値上がりする(もしくは値下がり)するとの込まれる場合に、現物の替わりに先物を買って(もしくは売って)、将来の現物ポジション発生に備える」ことを言います。
ですが、拝見したコメントから推察するに、パードゥン様がおっしゃっている「ヘッジ」とは、「相場観として、現在の上昇相場が、大きく下落することを見込んで、先物(あるいはオプション)で売り建て(もしくは プット オプション)を買う」ことを指しているように思われます。
この意味の「ヘッジ」という表現は、別の表現として「マクロ ヘッジ」とも言われますが、その実態は、相場観として弱気の時に「アウトライトで売り建て」のポジションを作るのと何も変わりません。
この「アウトライトの売り建て」を作るとは、もっとわかりやすくでいえば(ぶっちゃけ話)、「自分の相場観として単純に売り建て」をするのと何ら変わりません。
今後の議論を正しく進めるためにも、まず、パードゥン様がおっしゃっている「ヘッジ」というお言葉を、どういう行為を指しておっしゃっているのか、もう少し具体的にお話しいただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。
前橋