2014/06/13 14:33 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、5月の失業率は5.8%で変わらず
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した5月の豪の失業率は前月と変わらない5.8%でした。 内訳としては、正規雇用者数は22,000人増加しましたが、非正規雇用者数が26,800人減少して、雇用者数全体では4,800人減少して11.56百万人でした。 一方で、5月の失業者数は3,000人増加して717,000人でした。
また、労働参加率は若干減少して64.6%となり、2006年以来の低い水準となっています。 これにより去年の9月以来、8か月連続で、平均的な新規雇用増加数である12,000人を下回っています。 地域別では、クイーンズランド州、ヴィクトリア州、タズマニア州では減少しましたが、その他の種では上昇しています。
今日の数字を受けて政府財務長官ジョー ホッキー氏は「足元の数字が悪化していないのはいい事であるが、将来的には失業率は6%を越え、中期的には6.25%程度まで上昇する可能性がある」と警戒感を緩めていません。 と言いますのも、ここオーストラリアでも、ヨーロッパの労働市場と同様に、若者(16歳~25歳)までの失業率は6.8%と高く、その一方で、高齢労働者(団塊の世代)が自主退職して引退することに失業率が低下して全体としては6%割れの水準を維持しているにすぎないからです。
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One comment on “豪、5月の失業率は5.8%で変わらず”
パードゥン にコメントする コメントをキャンセル
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人数は多くはないようですが、それでも着実にイギリスやオーストラリアの若者がイスラム戦士となっているようですが、豪ではイギリス国教は影響力が弱ってきているのですか? 失業率が安定しているようですから貧富の格差は我慢できる範囲なのですよね?