2014/06/03 14:29 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪、5月の住宅価格は、1.9%下落
昨日、民間の住宅調査会社RP Data-Rismarkが発表した5月の豪の住宅価格は、2013年5月以来初めて前月比1.9)下落し、その下げ幅は過去5年で最大となりました。
CommSec のチーフ エコノミストの Craig James氏は「今回の数字は、単月ベースでは過去5年間で最大の下げとなり、その背景には、政府の超緊縮財政政策と増税や社会保障削減案によって、国民が将来に対して警戒的になった要因が大きく、もうこれ以上、住宅価格の上昇は望めないのではないか」とコメントしています。
主な内訳としては、メルボルンで前月比3.6%%下落し、ブリスベンでは1.7%下落しましたが、シドニーは引き続き1.1%の上昇となっています。これによって、過去3か月間の主要都市の住宅価格の上昇率は0.7%に留まり、2013年6月期以来の低い伸びとなりました。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した4月の新規住宅着工許可件数は5.6%下落しましたが、前年同月比では、まだ+1.1%となっています。事前のエコノミストの予想では+2%でしたので、予想を大きく下回った形になり、特に、民間の住宅着工許可件数は-0.3%で、民間のタウンハウスやマンションなどの集合住宅の着工許可件数に至っては前月比14%の大幅な下落となっています。
ここにきて、これまで豪の牽引役であった住宅市場にも失速感が出始めています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪、5月の住宅価格は、1.9%下落”
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本来、この受け皿はオーストラリアで、大卒が増えれば製造業も強化され住宅価格も需給の大改善で上昇するでしょう。 チーフエコノミストの”住宅価格の上昇は望めないのではないか”のコメントは知恵がないようように思います。
頑張れ、オーストラリア。 本来、移民国家としてスタートしたのですから、後から来る人達に手を差し伸べるべきだと思いますよ。