2014/05/16 14:30 | 昨日の出来事から | コメント(1)
RBA高官、豪の住宅市場過熱に懸念
昨日、RBAの金融安定化部門のヘッドLuci Ellis氏がシドニーのCITI Residential Housing 会議で講演し、現在の豪の住宅市場の高騰に懸念を表明しました。 講演の主な内容は以下の通りです。
(1) 豪の市場金利が低下し、住宅取得ニーズが高まって住宅価格が高騰しているが、初めて住宅を取得しようとする人にとっては、現在の豪の住宅価格のあまりの高騰に手が出ずにきっと落胆しているであろう。
(2) こうした事態は、住宅取得者にも、また住宅を供給する業者にとっても、将来的には良い結果をもたらさない。 また、現在住宅取得している人は、現在の低金利がいずれ上昇するリスクについてもしっかり認識する必要がある。 海外の状況を見てもわかるように、安易で過度な借り入れは不健全である。
(3) 最近顕著になっているのが、仕事が大都市に集中する傾向が一層強まった為に、大都市の住宅価格が高騰したからと言って代わりに郊外に住宅を取得しようとしても、周辺都市には仕事がない為に、これまでのような周辺都市の安い住宅供給機能が失われつつある。
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One comment on “RBA高官、豪の住宅市場過熱に懸念”
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具体的な価格とか前年比とかを記載されていないので、グッチーのきらう感じの記事ですが、日本の3LDK対応のマンションとか、一流企業の主任さんで子供一人がすむ家とかの価格とか、有料のほうでクロコダイルさんの視点を追加解説をしていただけるといいですね。 豪は年金制度もしっかりしているわけで、住宅価格は上昇トレンドで困らないように見えます。
ところで翻訳にクロコダイルさんのコメントがつくかつかないかで、差別化しませんか? グッチーより高額ですから、もう少しご利益を期待したいところです。