2014/05/13 14:51 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、5月のビジネス信頼感は+4ポイントに上昇
昨日、民間の Nab(National Australia Bank)が発表した4月の豪のビジネス信頼感は、2014年度の予算が緊縮予算になるにもかかわらず前月より上昇して+4ポイントとなり、これまでの平均的な水準にまで回復しました。
NAB のチーフエコノミストの Alan Oster氏は
(1) 来年の予算が緊縮に組まれようとする中、更には現状を表すビジネスコンディションが弱含む中、ビジネス信頼感が労働市場を含むマクロ経済全体に広く前向きな見方が広がった事は驚きである。
(2) 一方で、昨年央以来、低金利と豪ドル安に支えられて改善傾向にあったビジネスコンディションは、3月の+1ポイントから0ポイントに下落した。
(3) 鉱山関連産業と卸売りは厳しい状況となっているが、娯楽とサービスは堅調に推移している。
(4) 将来に関しては、受注は弱含み、雇用も軟調で、インフレに対する見通しも賃金が弱含む為に、安定的に推移すると見ている。
とコメントしています。
また、Nabとしては、2013-2014年の豪の経済成長率をこれまでの2.9%から2.7%の下方修正し、失業率もそれまでの6.5%から6.25%に引き下げ、今後の見通しについても「緊縮予算の影響が今後数年に亘り、豪経済の足かせとなるであろう」としています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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