2014/04/25 14:23 | 昨日の出来事から | コメント(0)
ニュージーランド中銀、政策金利引き上げ
昨日、豪のお隣ニュージーランド中銀が、政策金利を0.25%引け上げて3%としました。 今回の政策金利の引き上げは、ニュージーランド国内のインフレ率が上昇し、消費者信頼感が20年ぶりの高い水準にあることが背景にあります。 今回のNZ中銀の政策金利の引き上げは、市場では既に織り込み済みであり、短期市場金利先物では2015年にかけて政策委金利の4.5%の引き上げまで織り込む水準で取引されています。
今回のNZ中銀の政策金利の引き上げは、先進国の中では2012年以来、ほぼ3年振りの政策金利の引き上げとなり、これによって、今までの世界的な金融緩和の時間帯から次のステージ(金融政策の中立化)に向かう時間帯に入ったとみる市場関係者もいます。
翻って、豪のインフレは、一昨日に発表された通り、今のところはRBAの中期的な目標のレンジに収まっており(前期比+0.6%、コアのインフレ率2.7%)、足元的には現行政策金利が年内は維持されるとの見方が市場のコンセンサスとなっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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