昨日、ＡＢＳ（オーストラリア統計局）が発表した２月の建築着工許可件数は季節調整後で前月比５％下落して１６,６６９件でした（前月の着工許可件数は１７，５１４件）。　事前のエコとミスとの予想では２％下落したので予想以上に悪い結果となっています。　一方で、前年同月比では２３．２％となっています。

内訳としては、民間の住宅着工許可件数は２．１％下落し、その他の建築着工許可件数は８．７％下落しています。　今回の下落は１月の建築着工許可件数が６．９％と大幅に増加した事に対する反動の部分がかなりあり、これらを平準化したトレンドベースでは、２月は＋０．７％となっています。

また、この日、民間のＮＡＢ（National Australia Bank）が発表したNAB Online Retail Sales Index（オンラライン小売売上インデックス）は、過去３か月の平均値対比僅かに０．１％増にとどまりました。　ちなみに１月は同１．１％と非常に高い数字でしたが、豪はこれから季節秋に移行する為、これまでのサマー　セールスの反動が出て売り上げが失速した形になっています。