2014/03/28 14:40 | 昨日の出来事から | コメント(1)
豪,鉱業生産利益はピーク アウト?!
昨日、BREE(Bureau of Resource and Energy and Economic: エネルギー経済資源局)が発表した豪の今後の鉱山関連利益はピーク アウトが近いとの見通しを発表しました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) 豪の2013年度の鉱山関連輸出収入(LNGガスや鉄鉱石等)は199.4bnで、今後5年後(2018~2019年)の同収入は、世界経済の堅調な拡大によって284.4bnにまで拡大するものの、インフレを勘案した実質収入は2013年度の254.3bnから253.7bnと減少する。
(2) これまで4年間は、名目的にも実質的にも鉱山関連輸出収入は増加してきたが、最近の中国の景気の失速と世界的な鉱山関連価格の下落によって伸び悩んでいる。
(3) 今後も、足元的には鉱山関連価格の下落が予想されるが、コストカットと効率の悪い設備の整理によっていずれは回復基調に戻ると予想しており、我々としては、豪の鉱山関連輸出に対しては楽観的でで、今後も堅調に推移すると見ている。
(4) なお、石炭などの化石燃料の国際価格の下落と、温暖化対策の税負担増加によって、一部の石炭鉱山設備が閉鎖されると予想している。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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One comment on “豪,鉱業生産利益はピーク アウト?!”
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中国は、金融政策しかない日米と違い、現金があるから、エンジン全開の財政政策の継続が可能でしょう。 当然、中国フォロワーのオーストラリア経済も底固いと思いますが、クロコダイルさんの実感は住んでいてどうですか?
中国は、厚手の高級鉄鋼へ向かうでしょうから、これまでよりオーソトラリアの資源ビジネスは利益率がよくなり、ピークアウトはしないと思いますが、資源局は日本と同じでお役所得意の現状の延長線でしか物を考えていないのと違います? CRUさんに怒られるかなあ?
豪ドルの底固さがもの語っていると思いますよ。 中国をあなどってはいけません。 日本も褌を締め直さないと。