2013/10/30 14:12 | 昨日の出来事から | コメント(2)
RBA総裁、最近の豪ドル高に懸念表明
昨日、RBA総裁Glenn Stevens氏が、経済講演会行いました。 主な内容は以下の通りです。
(1) 現在の豪ドル水準は、経済的コストや生産性の観点から豪経済を下支えする水準にはない(高すぎる)。
(2) かといって、目先的に豪ドルが更に買われるものでもなければ、大きく売られることもないであろう。 豪ドルは、世界的な鉱山資源の価格下落に合わせる形で緩やかに低下していくであろう。
(3) 最近の豪の住宅価格の上昇は急速であり、今年に入って都市部を中心に5%以上も高くなっており、シドニーやメルボルンではこれまでの住宅価格の最高値を更新しているところも出ている。
(4) また、こうした動きを裏付けるように住宅ローン申請件数や住宅オークション成約率も堅調に推移している。
(5) 私の考えでは、今回の住宅市況の価格上昇には、景気循環的な要素もあり、現時点で一概にこれをバブルと判断するには、時期尚早と考えている。
これを受けて、為替市場では豪ドルは対米ドルに対して0.95ドル台後半から0.95ドル台前半まで売られ、その後もジリジリと売り物に押されて値を下げています。
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2 comments on “RBA総裁、最近の豪ドル高に懸念表明”
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同じコメントを日本版ロイター、ブルームバーグは違う解釈をしています。為替について「将来は大幅下落の可能性が高い 」と述べたと大見出しです。詳しい解説をお願い出来ますでしょうか。
いつもお世話になります。
私は、彼の講演の要約をThe Australianという新聞から翻訳して今回のブログに掲載しました。
ただ、RBA総裁は、講演の中で「materially decline in line with the lower commodity price」という表現もしています。
おそらく、この「鉱山資源価格の下落に伴って、大幅に下落」の部分から、ロイター ブルームバーグはそのように書いたのだと思います。
以上、よろしくお願いします。
前橋