2013/10/22 14:42 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第3四半期のビジネス信頼感は改善
昨日、民間のAustralian Chamber of Commerce and Industryが発表した2013年第3四半期の豪のビジネス信頼感は、第2四半期の55.7ポイントから59.2ポイントに上昇しました。
また、実際のビジネスの状態を表すビジネスコンディションについては、第2四半期の49.9ポイントから第3四半期は50.8ポイントと2011年9月以来、景気の良し悪しの分かれ目である50ポイントを初めて超えましたが、その水準そのものは緩やかな改善に留まりました。
主な内訳としては、収益、売上、今後の設備投資に関してはポジティブであった反面、雇用に関しては引き続き慎重姿勢を企業家は崩していません。
同協会のチーフエコノミストGreg Evansa氏は、
(1) 9月の総選挙でこれまでの労働党政権から企業家寄りの自由党連合政権に替わったことで、企業家は新しい政権の今後の経済政策に期待して、自らの企業活動に対しては楽観的に見ている。
(2) しかしながら、実際のビジネスコンディションの改善の度合いは、緩やかなものにとどまっている。
(3) 我々としては、豪の今後の経済成長は、これまでの平均的な成長のトレンド(3%)を下回り、失業率も2014年にかけては6%程度まで上昇すると考えている。
とコメントしています。
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