2013/10/16 14:54 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA、10月の定例理事会の議事録から
昨日、10月1日に開催されたRBAの理事会の議事録が公開されました。 その主な内容は以下の通りです。
(1) RBAとしては。現在の政策金利2.5%から更に引き下げることに対してOPENであるが、その必要性は差し迫ったものではなく、現行の金利水準を維持することが妥当であると判断した(2013年5月以降据え置き)。
(2) RBAとしては、現在の歴史的な低金利の経済効果が、豪経済に確実に広がりつつあり、また、今後もその影響が続くと見ている。
(3) 豪の住宅市場は、かつての減速傾向から現在は上昇に転じ、個人住宅の取得、投資用住宅共に拡大基調にある。一方で、貸し出しは、引き続き緩やかなものに留まっている。
(4) 世界経済に関しては、緩やかな拡大基調にあり、豪の主要輸出国である中国もここにきて再び拡大してきている。 アメリカも緩やかながらも拡大している(尚、10月1日にRBAの定例理事会開催時には、アメリカの政府機関のシャットダウンは、まだ決定されておらず、このことに関する言及はありません)。
(5) 国内経済は、これまでの経済成長の平均値を下回っており、今後も、失業率の低下や賃金の上昇が期待できないことから緩やかな成長に留まるであろう。 一方で、将来に対する消費者信頼感は平均値を上回っており、ビジネス信頼感もここにきて回復してきている(今後の景気にとってはプラス要因)。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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