2013/10/01 15:02 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、9月のインフレ率+0.2%
昨日、民間のTD Securities/Melbourne Instituteが発表した9月の豪のインフレ率は前月比プラス0.2%でした(ちなみに8月は+0.1%で7月はプラス0.5%でした)。 また前年同月比では+2.1%で、RBAが中期的なインフレの目標値としている+2~3%の下限で推移しています。
主な内訳としては、生鮮食料品が3,1%上昇する一方で、賃貸住宅や新聞や雑誌などの書籍類がこれを相殺する形で低下しています。
TD SecuritiesのAsia-Pacific research ヘッドのAnnette Beacher 氏は
(1) 今四半期のインフレ率は+0.5%を予想しており、年率でも+2.1%になるだろう。一方で、最近の豪ドル安で輸入価格の上昇懸念があり、我々はこれを注視している。
(2) 明日(10月1日)に開催されるRBAの定例理事会では、アメリカのFRBがQE3の縮小のタイミングに関する議論がなされるだろうが、RBAの基本姿勢は、鉱山関連産業の低迷を金融政策面から下支えするスタンスに変更はないであろう。
また、この日、民間建設団体が発表した住宅建築価格は、大手建築資材メーカーが1年ぶりに価格を引き上げたことによって上昇に転じ、また、住宅建築に関する在庫はAUD2bn以上増加して22bnとなっています。背景には住宅着工件数が大きく伸びており、アナリストによれば、住宅着工件数は、来年にかけて15%増加すると予想されています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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