2013/08/09 15:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、7月の失業率は5.7%で変わらず
昨日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した7月の雇用統計は、雇用が10,000人減少しましたが、職を求める人も一時的に減少した為に、失業率そのものは5.7%と前月比変わりませんでした。 主な内訳としては正規の雇用が7,500人減少し、非正規雇用が2,500人減少しています。 これによって、労働参加率は前月の65.3%から65.1%に低下しています。
雇用に関しては、先週にChris Bowen財務長官が「豪の失業率は来年にかけて6.5%程度まで上昇する」と発表していましたので、市場では、この日の数字を比較的冷静に受け止めています。
RBC のシニア エコノミスト Su-Lin Ong氏は
(1) 今日の雇用統計は、豪の今後の経済に対して失望させるものであった。特に雇用者数が全然増加しておらず、今回の数字によって正規雇用者数は3か月連続で減少している。
(2) 失業率そのものは安定的に見えるが、これは求職者数が一時的に減っている為にそのように見えるのであって、今後、求職者数が労働市場に戻って来たときにこれに見合う職がなく、失業率は上昇するであろう。
(3) 労働市場は、今後6カ月程度は極めて弱く推移し、RBAは今年末までに更なる政策金利の引き下げ(0.25%)を行うであろう。
とコメントしています。
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