2013/08/08 15:39 | 昨日の出来事から | コメント(1)
今年のヨーロッパの8月は大丈夫か?!
先週号の英誌エコノミストで「今年のヨーロッパの8月は大丈夫なのか?」に関する記事がありましたので、ご紹介したいと思います。
読者の皆様もご存じのように、ヨーロッパでは8月は夏の長期休暇の時期に入り、基本的には市場は閑散としますが、そんな時期に限って大きな危機をこれまで何度も経験してきました。 例えば、1993年8月にはイギリスがEMSから離脱しましたし、1998年8月にはロシアのルーブルが通貨切り下げと国債のデフォルトを発表しました。 また、2007年8月にはBNPパリバに端を発したクレジット危機が勃発し、それは2008年のリーマン シックでクライ マックスを見ました。 最近では2011年8月にアメリカの格付けが見直されたことで世界中の株価が急落しました。
このように申し上げると、「それは偶然に過ぎない」とする市場関係者もいますが、この時期には、価格が激変しやすい要因がいくつかあります。 例えば、この時期は、ヘッジファンドの多くは、流動性の低さゆえにポジションを圧縮する傾向にありますし、大手の銀行や証券会社もチーフ トレーダーが休暇に入っている為に大量の流動性を供給できる体制にありません。 そこに、市場にとって予想もしない悪いニュースが飛び込んで、大手投資家が大量のポジションを売りを出せば、市場はこれを吸収できずに大幅な価格変動(暴落)を伴って市場を混乱に陥れます。
それでは、今年の夏(8月)には市場が予想もしない悪い話が出てくる可能性があるのでしょうか?
まず、世界経済の中核であるアメリカ経済は、景気が回復基調にあると言っても今年の経済成長は3.3%に留まり、1948年以来最も低い伸び率になっています。 また、インフレ率も50年ぶりの低い水準で推移しています。 このことは債券市場にとってはプラスですが、アンケート調査によれば債券運用担当者はこれ以上債券を購入することに対して消極的です。
次にヨーロッパですが、政治的にはドイツの総選挙が9月に行われ、この行方次第では市場に大きな影響を与えそうです。 また、南ヨーロッパの債務問題(スペイン、ポルトガル、イタリア)は相変わらず、市場の混乱要因としてくすぶっています。
こうした不安に対して、ECBが必死で市場の安定化政策を施しているおかげで、ヨーロッパ市場は、今の処、辛うじて安定を見せていますが、一部の市場関係者に言わせれば「現在の市場の安定は、兎にも角にも(異常なまでの)低金利のおかげで保たれている。 今後、この低金利が維持できなると、市場は、再び混乱し始める」と指摘しています。
そのことは、何もヨーロッパに限らず、私達日本とて同じです。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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経済の基盤である衣食住の物質文明はシェール革命で石油が枯渇することが無くなった為未来永劫何も心配せずに暮らしていける、人類はこの事をしっかりと捉えないといけない、金融文明は暮らしの円滑そして発展のツールだ本質的なものではない、こんなものが可笑しくなっても何とでも調整できる、シェール革命で世界が安定に向かっていることもしっかりと認識しないといけない、日本だって近い将来メタンハイドレートや海底地下油田から石油が手に入る、日本の将来に不安はない、だから戦争や麻薬や原発には絶対手を出したら駄目だ、安倍麻生達の日本の保守は明治憲法の呪縛に取り付かれている、宮澤喜一だったか集団的自衛権について問われた折、「日本は軍事力は使わない、それ以外で国連を通して世界貢献する」と、これがいつの間にか幼稚な日本の保守によって中韓からも「日本は歴史から学んでいない」とか「前の傲慢な国になろうとしている」とか上から目線で諭されている、何とも情けない、「美しい国、日本」なんて言ったら中韓や世界から笑われることも分からないお目出度い日本の保守の政治家なんかに日本を任せられない。