2013/07/19 14:01 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2013年第2四半期のビジネス信頼感は低下
昨日、民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2013年第2四半期のビジネス信頼感は、これまでの一連の金融緩和政策及び足元の豪ドル安にもかかわらず、前期の+2ポイントから-1ポイントに下落し、また、同ビジネス コンディションは前期の-3ポイントから-4ポイントに悪化しています。
地域別では、商業関連産業の多いニュー サウス ウェルズ州(NSW)を除いて、全ての州で悪化しており、特に鉱山関連産業の多い西オーストラリア州は悪化の度合いが著しくなっています。
また。将来の見通しについても悲観的で、特に雇用と設備投資に関しては回復の見通しが立たないほど企業家は弱気になっています。 更に生産価格は、同-0.2%と統計を取り始めて以来初めてデフレ(物価が下落)に転じています。
NAB のチーフ エコノミストAlan Oster氏は
(1) ビジネス コンディションは、鉱山関連産業、製造業、小売業で特に悪化している。これは、RBAによる現在の金融緩和政策や足元の豪ドル安が、これらの業界を下支えしきれていないことを示している。
(2) 唯一、サービス関連産業は他の産業に比べてアウト パフォームしているが、この業界も他の業界の悪化の影響から免れることは出来ない。
とコメントしています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。