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The Gucci Post [世界情勢・政治・経済金融 × プロフェッショナル]

2013/06/28 15:48  | 昨日の出来事から |  コメント(3)

年金もらって、美人薄命?!


おはようございます。

先日もお話しましたが、久しぶりに日本に帰ってきて京都を訪ね、「『拝観謝絶』で『ようこそ、京都へおいでやす?!』とは、どういう事か?!」というお話をしましたが、今日は、それに勝る強烈な場面に出くわした時の話をしたいと思います。

それは、京都散策をしていてちょっと疲れたので、道端の茶店でお茶と和菓子をいただいていたら、 僕の近くの桟敷で同じように団子を食べながら話している2人の女性の会話があまりにも大きな声なので、否応にも彼女たちの会話が私の耳に飛び込んできたのでした。

その会話の中身とは、お互いの嫁いだ娘の話や初孫の話と、途中まではごく普通の会話をしていたのですが、突然、一方の女性が、
「そうなのよ、『美人薄命』って言うでしょ! だから私たちは大変なのよ! だって私たちは「美人薄命」だもの!」と声高らかに「美人薄命」という言葉を連発したのです。
私は、ブッと吹き出し、思わずそちらを振り向くと、もう一方の女性も「これに負けじ」と、
「そうよねえ~!私達みたいな『美人薄命』は、あとどれくらい生きるかわからないものねえ~。 だから『美人薄命』は困るのよ!」と、これまた「美人薄命」を連発して言い返しているのです。

その会話に、私は、失礼とは知りつつも思わず振り返ってしまったのですが、何と、私と同じように、そこに居合わせた数名の殿方も同様に振り返り、そして振り返った者同士で目が合ってしまい、笑うに笑えず、目が合った気まずさから、お互いにすぐさま目を伏せて元の姿勢に戻ったのでした。

読者の皆様は、これをどう思われますか?
この会話をされていたお二人が美人かどうかは極めて主観的な判断によりますので、ここでの議論は控えますが、 年金を受給してお孫さんの話をしておきながら「薄命」というのは、いかがなものでしょうか?
「きっと、このお二人は、ギャグを言い合って旅を楽しんでいらっしゃるに違いない」と私は、前向きに捉えようとしたのですが、それでも一種の「言葉の暴力」に近い違和感を強く覚えたのでした。

それとも、 これこそがアベノミクス日本再生の4989(四苦八苦)本目の矢である「言葉の規制緩和と、ギャグの特区創設」を先取りした動きなのでしょうか。

クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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3 comments on “年金もらって、美人薄命?!
  1. st より
    同じ様な経験がある。

    七年程前、だんじり祭りが終わって1週間ほど経った喫茶店で50代の女2人男2人が大きな声で祭りに就いて話し合っていた、突然女性が「今年は死人が出なかったから、もう一つ祭り気分が盛り上がらなかったわ、やはり何人か死人が出ないとねえ」と、もう一人の女性が「ほんとにそうよねえ」と、男性2人は黙っていた、開いた口がふさがらなかった。

  2. ペルドン より
    美人薄明

    でありますから・・
    白昼・・
    多くの幽霊と・・出会えるのです・・・

  3. にゃん。 より
    男と女はちがう色を見ている

    ていう話を読んだことがあります。
    脳の構造というより、ホルモンの関係で、ちょっとだけ違う色に見えているのだそうです。
    それで、「ああ、やっぱり男性と女性はちがう世界を生きているのだなあ」と思ったものです。
    それとも、ひとそれぞれ、実は見えている色はちがうのかもしえないなとも・・・

    美人薄命は冗談なのだとは思いますが(笑)
    でも、そのひとたちはそれほど自分が年寄(!)とは、感じていないのではないでしょうか。
    大声ではしゃぎながら旅を楽しめるくらいだから、たぶん、まだまだ青春まっさかりと思います(笑)
    いつまでも元気っていうのは、しあわせな時代、いい国ってことですよね。ふふふ。
    女が暗い顔して、神妙になってる国なんて、ろくでもないです。

    私は佳人でないから、案外長生きするかも・・と思う、今日このごろです。

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