2013/05/22 14:54 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,5月の議事録から
昨日、5月7日に開催されたRBAの理事会の議事録が公開されました。 主な内容は以下の通り。
(1) インフレが落ち着いている中、豪景気をより持続可能なものにするために、政策金利を引き下げて景気を金融の面から下支えすることは適切であると判断した。
(2) 2013年に入って、住宅価格が回復の兆しを見せはじめ、また株式価格も上昇し、消費者マインドは改善してきている。特に住宅市場の回復はこれまでの金融緩和の効果がはっきり出た
。
(3) 一方で、これまでの豪ドル高、及び、鉱山資源関連企業の設備投資はピークをつけて今後は低迷すると予想される。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した2013年第1四半期消費者物価(インフレ率)は、+2.5%と市場の事前の予想を下回り、引き続きインフレ率はRBAの中期的な目標水準である2~3%の範囲に収まっており、5月7日にRBAが政策金利を引き下げたことは正しかったことを裏付けるものとなっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。