2013/05/16 14:59 | 昨日の出来事から | コメント(2)
年寄りは生産性が低い?!
今週号の英誌エコノミストに若者の生産性と高齢者の生産性に関する記事がありましたのでご紹介したいと思います。
今、世界の先進国の高齢化はこの30年間に一気に進み、それに合わせるかのように先進国の経済成長率も低下しています。 何も経済成長は高齢化や人口問題だけで全てが説明できるわけではありませんが、ここでは「高齢化が生産性を下げている」との前提でお話を展開します。
その前に、労働者にとって生産性が下落始めるのは何歳ぐらいからでしょうか? これは当然のことながら個人差がありますし、職種によって違いますので一概には何とも言えませんが、大まかには45~54歳ぐらいで生産性がピークを打ち、その以降は低下の一途を辿ります。
特に50歳以降では、スピードを要求される仕事や、問題解決力が大きく低下し、55歳以上では新しいテクノロジーを駆使する仕事においては30歳台の若い労働者にはもはや太刀打ちできません。 その一方で経験や交渉力においては、その人の能力を十分に発揮することが出来ます(ちなみに私は現在55歳であり、これらの指摘には悔しいながらも納得させられるものがあります)。
この延長線上で考えますと、企業としては、生産性が低下の一途を辿る高齢者の雇用を長く維持するよりも、若者を雇用する方が生産性を高めることが出来ます。 また、イタリアやの日本のように女性の労働市場参加比率の低い国は、若い女性を雇用する方がその国の生産性を高めることが出来ます。
このようなお話を朝からしますと、私と同年代、もしくはそれに近い読者諸兄から「一体、朝からそんな不愉快な話をして何が言いたいのか?!」と苦々しく思われた方もいらっしゃると思います。
実は、英誌エコノミストが言いたいのは、このような世代間の生産性の違いの議論ではなく、「世界的に高齢化が進行する現代社会にあって、過去30年間に亘り、累々と積み上げてしまった企業の借金や国の財政赤字は、「“経済が成長”さえすれば全てがうまくいき、国の借金も解決できる」といった『聞こえのいい話』が最近になってなされているが、これまでの労働人口が若かった社会ですらこんなに大借金を積み上げてしまったのに、今後、高齢化が益々進む社会にあって、この問題を解決するのは相当困難である(ほとんど不可能に近い!)」という事なのです。
はて、そういえば、最近、この「聞こえのいい話」にほだされて、浮かれている国が、、、
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “年寄りは生産性が低い?!”
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産業競争力会議を見ると国民が期待していた第三の矢の成長戦略の戦略がないことが分かった、結局アベノミクスは円安の為の政策だったんだ、安倍は何も考えていない、すべて官僚任せの総花の成長戦略になるようだ、自民党は人材難で益々劣化しているようだ、そりゃ世襲では劣化するだろう、企業だって一族会社は絶対成長出来ないのと一緒だ、日本の成長戦略はメタンハイドレートを早く商業化さすことと海底の地下にあるかもしれない油田鉱床の探索だ、それと統治機構を変えて財政債務残高1000兆円も作っていまうような惰性の政治を払拭することだ、これが第一義だろう、みんなの党日本維新の会は憲法改正は統治機構を変える為で自民党とは同床異夢なんだとはっきり言わないと駄目だ、みんなの党日本維新の会は広報活動に維新塾から人材を集めてもっと真剣に啓発しないと国民に正しく真意が伝わっていないんじゃないか。
生産性は低いとして、おしん大好きの年寄りは、バブルだと言ってましたから、意見を聞いていれば、20年の停滞はそもそもなかったかも知れない。
その後もITバブルは怪しいっていってました。 2000年問題なんてよくわからんで、結局、よくわからん年寄りが正しかった。
女性を工場にかりたてて、家庭でしていた最も贅沢な個人教育も介護もなくなった。 会社で働いたほうが特長を出せる女性はどんどん進出をしたほうがいいですが、専業主婦の価値も見直されていいのじゃないですか????!!!!!!