2013/04/03 05:54 | 昨日の出来事から | コメント(0)
RBA,政策金利を据え置き
昨日、RBAは定例理事会を開催し、その中で政策金利3%の据え置きを決定しました。 これで3か月連続で政策金利を現行水準で維持したことになります。 市場関係者もトレーダーも「今日のRBAの理事会の決定は予想通り」と捉えており、為替市場、株式市況、債券市場ともにほとんど反応薄でした。
今回の決定の背景としては、世界景気が緩やかに回復基調にある中、国内雇用の拡大、住宅価格の上昇、更には株式市場の上昇を受けて消費者マインドが大きく改善していることが挙げられます。 また、海外要因としては、キプロスの銀行破たん問題はヨーロッパ経済全体に悪影響を与えるものではなく、また、アメリカ経済の拡大が、今後、世界経済に好影響を与えるとの見方が大勢です。
その一方で、短期金利市場では、豪ドル高を背景に豪経済は失速する可能性がまだ残っているとして、今後12カ月以内に政策金利0.25%の引き下げの80%程度を織り込む水準で取引されていますが、かつて程の金利先安観はなくなっています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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