2012/08/03 07:45 | 昨日の出来事から | コメント(2)
スペインは “s Pian (痛い)!!”
今週号の英紙エコノミストの表紙は 現在のスペインの財政危機のことを “ s Pain(痛い)!!”と題してスペイン財政危機を取り上げています。 加えて、これは余談ですが、弱り目に祟り目とはこのことでロンドン オリンピックでは男子サッカーの世界覇者スペインが一時リーグ予選敗退と、スペイン国民の不満は爆発寸前です(一部では、既に爆発しているとか)。
一方で、昨日(8月2日)、ようやく成立したギリシャ連立政権は、2012年から2013年にかけて、これまで渋っていた更なる財政削減策100bnユーロ(日本円で約1兆円)を約束することで、ようやくEUからの緊急支援を取り付けました。 これで何とか8月の資金ショートをカバーすることが出来ましたが、先の6月末のG20ミーティングでは、 ギリシャの財政削減の失敗の反省から、財政削減をするだけではなく成長戦略も必要であると総花論的には謳ったものの、その一方で、足元の資金提供に対する正当性を確保するには、どうしてもギリシャ国民の「痛み」を担保しないことには、逆に資金支援をする国の国民が納得しません。
結局、すったもんだの末に出来上がったギリシャ連立政権も、当初は「ユーロには残りたいが、これ以上の財政削減には応じられない」などと身勝手なことを言っていましたが、目の前の資金不足を突き付けられては泣く泣くこれに応じざるを得なかったようです。 これは、ある意味では当初から想定されていた事であり、同時に、選挙時の国民に対する公約違反でもあります。
そして、今、問題になっているスペイン (s Pain(痛い))ですが、ギリシャの失敗の轍を踏まない為にも、英誌エコノミストは、EU域内の銀行の管理監督に留まらず、更なる統一(EU加盟国の財政の統一管理)をする必要があると訴えていますが、それと同時に、ここに至っては益々そうした更なる統一をすることが困難になりつつあることも指摘し、「更なるEU統一をせよ、さもなくば、(ユーロ)は死ぬぞ!」と警告しています。
それにしても昨日のECB総裁発言には失望しました。 そして、「ひょっとしたら英誌エコノミストの警告が現実味を帯びてくるかもしれない」と感じたのは、私だけでなく読者の方にも多かったのではないでしょうか。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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2 comments on “スペインは “s Pian (痛い)!!””
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まだスペインもイタリアも分かっていないのかなあ、金の小槌を持っている訳でもあるまいし、身の丈にあった生活をすればいいだけの話じゃないか、嘘っぱちの成長戦略でこんな事になったんだと自省して一からやり直すしかないのが分からないのかなあ、不思議だ、日本も一からやり直すという意味で、みんなの党維新の会の地方分権政治主導体制に変えないと遣って行けないのは分かりきっているのに、不思議だ。
ユーロが・・
消滅すれば・・
疼痛・・ブーメランの様に戻ってくる・・
イギリスも又・・痛い・・
EUへの輸出・・四割台では・?
サルコジ同様・・いずれ・・オランドも・・
英国は家の外から吠えるな・・と喚くか・・
希臘からのニュース・・日替わりランチのように変わる・・
御本人達が変るから・・料理も代わる・・
政府が約束しても・・十代の少女の様に・・当てにはならない・・
おまけに・・ヤリ手婆さんのように・・手練手管の披露宴・・
トロイカも・・純情可憐の振りをしなければならない・・
九月になれば・・九月の振り付けが待っている・・
希臘の演劇の発祥地・・役者も・・演出家も・・人材には困らない・・・