2011/03/09 05:33 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、2月のビジネス信頼感は大きくリバウンド
民間のNAB(National Australia Bank)が発表した2月の豪のビジネス信頼感は1月から2月にかけて10ポイント急上昇してプラス14ポイントでした。 一方で、ビジネス コンディション(Business Condition)は、4ポイント上昇してマイナス2ポイントに留まりました。 注目されていたクイーンズランド州のビジネス信頼感は14ポイント上昇してプラス24ポイントでしたが、ビジネス コンディションは過去2番目に低いマイナス16ポイントでした。
今回の数字は、RBAが予想していたクイーンズランド州の大洪水やハリケーン ヤシの影響は一時的なものであるとする考えを裏付けた形になっています。 その他の地域では、西オーストラリアや、南オーストラリアでは弱含む一方で、シドニーのあるニューサウス ウェルズでは、力強い数字となっています。
その一方で、原油価格の上昇や、中東の政情不安定さが、ビジネス心理に影響しており、これがなければ更に強い数字であった可能性がありました。
これを受けて、NABでは、当初、今年の5月に政策金利の引き上げを予想していましたが、今年の8月まで先送りすると予想を変更しています。 但し、労働賃金の上昇がより加速するようであれば、RBAの政策金利の引き上げは早まるかもしれないとしています。
また、NABとしては、中東情勢等の不確定要因はあるものの、豪の今年度の経済成長を4.5%とし、2012年は4.25%の経済成長を見込んでいます。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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