2010/02/10 05:43 | 昨日の出来事から | コメント(2)
超 “訳” た〜いむ!
最近、このコーナーでギリシャの話題をよく取り上げていたら、口の悪い友人から「いつの間に、今度はギリシャに移住したのか?」と言われ、思わず絶句。
いいえ、ちゃんとオーストラリアにいます。 それが証拠に、今日は近所の花屋の軒先に書かれた「今日の一言」(勿論、書かれている文章は英語)についてお話したいと思います。
読者の皆様は以下に書かれた「今日の一言」をどう日本語に訳されますか?
“No days ends if it makes a memory.”
まず、「文法的にdaysを単数形扱いにするのはありか?」と、私は店先で思わず立ち止まってしまいました。日本人なら文法的な間違いでこういう文章もあるかもしれないが、「ここはバリバリの英語圏だぞ!」。 きっと、daysの単数形扱いで何か別の意味があるに違いないと手元の辞書で調べてみましたが、単数形扱いは見当たりませんでした(どなたか、単数形扱いでの意味を見つけられたら教えてください)。
次に、make a memory ですが、言わんとすることはわかるのですが、これもあまり見かけない言い回しです(Make miracle は、かつて流行しましたが)。
以上を踏まえて、また、花屋の看板で見かけたという状況も考慮して、私のこの文章に対する超“訳”は、
「思い出をつくるならば、人生は終わらない。」 (毎日、うちの店の花を買って素敵な思い出をつくるならば、あなたの人生は永遠に終わらない。)
としました。 読者の皆様は、どう訳されますか?
ちなみに、この話をアメリカの友人にメールをしたら、彼からの返事は、
「オーストラリアは景気がいいから花屋にそんな文章があるんだね。 でも、アメリカでは、きっとこうだよ。
“ Life ends if it makes no money !” 」
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
現在有料版にはお申し込みいただけませんのでご了承ください。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。
2 comments on “超 “訳” た〜いむ!”
にゃん。 にコメントする コメントをキャンセル
いただいたコメントは、チェックしたのち公開されますので、すぐには表示されません。
ご了承のうえ、ご利用ください。
これを記念にするなら、特別な日にできます
(この花を贈りましょう)
・・・というのは、どうでしょうか(どきどき)
いいですよね。
お花・・・ほしいです。
いつも前橋さんのページを一番楽しみにしています。さて、前橋さんが紹介された花屋さんの訳ですが、花屋さんが英語圏以外からの移民というおちはないのでしょうか(笑)。ちゃちゃはさておき、私も前橋さんと同じような訳になりますが、あえて訳すと「想い出にすれば、その日は終わらない。」と言ったところでしょうか?私にはdaysは単なる間違いで、itはdayを受けているように見えました。もうすぐバレンタインデーだから花屋さんも気合いが入っているのでしょう、きっと。