2011/02/25 05:59 | 昨日の出来事から | コメント(0)
ニュージーランドの大地震に思う
それにしても、最近、オセアニア地方で、大災害が続いています。 ご存じのように1月には、私の住むクイーンズランドで大洪水(34年振りの大洪水)があり、今月に入ってからは、ハリケーン ヤシ(最高レベル5の台風)。 そして、今回は、ニュージーランドのクライストチャーチの大地震は、阪神淡路大地震並みの震度6〜6強と甚大な被害をもたらし、未だに行方不明者が200名以上います。
ここオーストラリアでも、ニュースのほとんどがNZの大地震で持ちきりです。 隣国でもあり、密接なかかわりを持っている両国ですので、地震発生から1時間後には、オーストラリア政府は、ジュリア ギラード首相、ケビン ラッド外相らが自分の携帯電話で直接ニュージーランド政府と話し、レスキュー隊や救援物資を緊急派遣する事を決定。 その夜には、レスキュー隊の第一陣が現地に到着して活動を開始していました。
日本政府の今回の対応は、NZ政府からの支援要請がある前に今回の大地震で多くの日本人の方と連絡が取れない事を受けて3名の先遣隊を派遣し、23日の正式な支援要請を受けて、政府専用機で24日未明に現地に到着しています。 日本政府としては、今回の対応は迅速で適切であったとしていますが(国会の首脳討論会の答弁)、いずれにせよ一人でも多くの方の救出されることを願ってやみません。
それにしても、やはり気になったのがオーストラリア政府と日本政府の対応の速さの違いで、例えば「災害発生直後に、首相や外務大臣が相手の政府要人と直接自分の携帯電話で連絡を取り合い、災害発生から一時間以内に救助支援を決めて行動に移せるほど「密接に連絡の取り合える国」と「対応の速さ」を、日本は持っているのだろうか?」という事でした。
ちなみに、菅首相や前原外務大臣の携帯電話にオバマ大統領や李明博大統領の携帯、あるいはクリントン長官の携帯の電話番号は登録されているのでしょうか?
まさか、「登録しても、英語が“疎い”ので、、、」なんて“方便”はおっしゃらないですよね?!
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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