2012/04/20 05:38 | 昨日の出来事から | コメント(0)
豪、第1四半期のビジネス コンディションは若干改善
昨日、民間のnab((National Australia Bank)グループが発表した2012年第1四半期の豪のビジネス コンディションは、2011年第4四半期の+2ポイントから1ポイント改善して+3ポイントになりました。 一方で、ビジネス信頼感は前期比2ポイント低下して+1ポイントでした。
nabグループのチーフエコノミストのAlan Oster氏は、
(1) 今日の数字は、現在の豪経済が横這っている事を示しており、改善しているわけでもなければ、悪化しているわけでもない。
(2) 引き続き鉱山部門が牽引役となり、それに関連したサービス部門が堅調であり、その一方で、個人消費と貿易が悪い構造は変わっていない。 更に、もう少し詳しく見てみると、足元の豪ドルの弱含みで貿易に改善の兆しと、収益性の改善がみられ、これが雇用環境を若干改善させている。
(3) また、昨年末にRBAが政策金利を引き下げた事がビジネス環境の悪化に一定の歯止めをかけている事が窺える。
とコメントしています。
また、この日、ABS(オーストラリア統計局)が発表した3月の豪の機械及び耐久消費財の輸入は、季節調整後で2月に比べて11%増加してAUD22bnであったと発表しました。 これは主に、ガソリン、潤滑油、それに関連した製品輸入が、2月のAUD3.2bnからAUD3.9bnに、また機械及び輸送機材もAUD6.7bnから8.2bnにそれぞれ増加しています。
クロコダイル通信は2019年12月末日をもって連載終了となります。
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